電力会社の電気供給が得られない僻地で、一方、豊富な水の流れが得られる場合、自家発電として水力発電を行い、生活に役立て、または例として工事現場の事務所の電源として利用することは多く見受けられてきました。発電機は同期発電機を使用し、AC100V単相、又はAC200V 3相を得ることが可能で、50/60Hzも指定できます。

今迄は上記 Aルート のように、発電量と消費量を常に合致させ、電圧と周波数の安定を実現していました。その目的のために、発電量以上の消費は行えないが、余剰発電量はダミー抵抗で消費させ、安定した電源供給を実現出来ます。一方、最近の蓄電池性能の向上により、深夜など消費しない環境時の電力をDC変換し、蓄電池に保存し、消費のピーク時には、蓄電池からの電力をAC変換し、一定発電量以上に電力確保を行える方法も実現しています(Bルート)。写真は、バンキタービン型、落差40m, 流量350L/s, 電力96kWを独立電源として利用しています。

実際のやり方や技術案内については、 IREM独立電源へのご案内 (PDF資料) をお読みください

独立電源での重要な電気制御器には2種類あり、この技術内容を知ることで、独立電源の特性がご理解頂けます。

PDF内に、見積用のデータシートも一緒にご案内していますので、ご活用ください。

電圧、周波数自動制御器、Model RMP, 2- 5- 10- 12kW モジュール構成システム Model RPMシリーズ

電圧 100 VAC 単相、200V 3相、50/60 Hz、周波数安定性 +/ー 0.2Hz, 変動応答速度 <150ms、 水冷/空冷放熱方式

制御配電盤 Model QDM-QDT

電力 3 ~ 500kWに対応、表示: 電圧、電流、周波数、 cos.f、 発生電力・消費電力、非常警報、サーマルスイッチなど

参考資料

イタリアでは、独立電源用ペルトン水車発電を水素発生電源に応用し、家庭電源として利用することが始まっています。詳しくはこちらのPDF をお読みください。